Ruby on Rails とはwikipedia のこちらに詳しく書かれているとおり、Ruby でかかれた「オープンソースのWebアプリケーションフレームワーク」のこと。
つまり、PHP などで書かれるような Web アプリケーションを、Ruby で簡単に書いてしまおうというフレームワークですね。
まっさらな Windows XP の方なら、「Instant Rails」をダウンロードしてインストールを実行するのが一番ラクなようです。50MBぐらいある巨大なzipファイルの中に、Ruby 本体、Ruby on Rails、Apache、MySQL、PHP まで入っているのですから。
でも、Apache も MySQL も PHP も、そして Ruby 本体すら既にインストールしてあるので独自に入れるしかないでしょう、ということでやりました。
大変でした。
まず、「RubyGems」をインストールしなければならない。これは Debian でいうところの「apt-get」、Perl でいう「cpan」、Windows でいう「Windows Update」(違うか)。つまり Ruby 周りのさまざまな環境を整えるためのダウンロードマネージャだということは後から知った。
ここから、「rubygems-0.9.0.zip」をダウンロード、解凍。できたディレクトにコマンドプロンプトからカレントディレクトリを移して、
ruby setup.rb
を実行。ずらずらずらーとインストール開始。ところが、「ssleay32.dllが見つからなかったため・・・」うんぬん。と言われ、「zlib.so」も無いとか言われる。

むむむ。そこで Google さんに聞いてみると、この方のブログに到達。現象が全く同じでした。
zlibに関しては、ここからダウンロード、解凍すると「bin」「doc」「include」「lib」というフォルダができます。
うーん、Ruby のインストールフォルダによく似ているので強引にフォルダごと上書きコピー。何も言われなかったのでそのまますんなり入ったと思います。
つづいて「ssleay32.dll」の件ですが、再び Google さんに尋ねるとこのページにたどり着きました。どうやら OpenSSL がらみの何かのようです。
その中に書いてあるとおり、このページの一番最後にある「OpenSSL binary packages」というコーナーの「Windows 0.9.7e」の zipfile をダウンロードして解凍。中にあるlibssl32.dll をコピー、同じフォルダに貼り付けてファイル名を「ssleay32.dll」にリネーム。ssleay32.dll と libssl32.dll は中身が同じらしいのです。これを「c:\windows\system32」に放り込みました。
これで準備OKのはず。もう一度「ruby setup.rb」を実行すると、ずらずらずらーと画面が流れて何事もなく終了。RubyGems が入ったようです。
そこで、
gem install rails --include-dependencies
というコマンドを実行すると、だまりこくってしまいました。ん? と思うとダウンロードを始めました。ああ、「apt-get」と同じというのはこういうことかと、その時点で初めて解りました。
Bulk updating Gem source index for: http://gems.rubyforge.org
Successfully installed rails-1.1.6
Successfully installed rake-0.7.1
Successfully installed activesupport-1.3.1
Successfully installed activerecord-1.14.4
Successfully installed actionpack-1.12.5
Successfully installed actionmailer-1.2.5
Successfully installed actionwebservice-1.1.6
Installing ri documentation for rake-0.7.1...
Installing ri documentation for activesupport-1.3.1...
Installing ri documentation for activerecord-1.14.4...
Installing ri documentation for actionpack-1.12.5...
Installing ri documentation for actionmailer-1.2.5...
Installing ri documentation for actionwebservice-1.1.6...
Installing RDoc documentation for rake-0.7.1...
Installing RDoc documentation for activesupport-1.3.1...
Installing RDoc documentation for activerecord-1.14.4...
Installing RDoc documentation for actionpack-1.12.5...
Installing RDoc documentation for actionmailer-1.2.5...
Installing RDoc documentation for actionwebservice-1.1.6...
そしてそのまま無事インストール終了しました。
でもどうやってつかうのでしょう。今日はこれで終わりにします。
【追記】
コマンドプロンプトから
rails
と打ってみると、「iconv.dllが見つからない」とか言われます。前述のブログの通り、ぼこぼこ入れていかなければならないようです。ま、Path が通っているみたいなので、うまくいけば、
rails path/to/your/new/application
cd path/to/your/new/application
ruby script/server
という手順でうまくいくようです。先は長そうです。Web アプリケーションが目的なら、素直に PHP の勉強をしていた方が良さそうですね……。
途中から理解できませんでしたけど…。
がんばってください。
こういう事をやっているときは何かから逃げたいときだったり(笑)。
このような情報が別の誰かの役に立つこともあるので載せました。自分の苦労は自分だけのものにしないで公開すれば、「やった甲斐」が2倍、3倍になりますから。