2008年06月07日

第11回目 ソフトウェア・計算の仕組み・ディジタルデータ

ソフトウェアとは。コンピュータ内部での計算の仕組みやデータの取り扱いについて。

今回は基本的に講義。

スライドの内容

○ソフトウェア(p.102)(7分)
・ソフトウェアは大きく分けて2種類
  基本ソフトウェア(OS)(*)
  応用ソフトウェアの実行
  ファイルの管理
  ユーザインターフェースの処理(GUI,CUI)
・応用ソフトウェア(アプリケーション)
  文書処理、表計算、ブラウザ、ゲーム等

○計算の仕組み(10分)
・コンピュータ内部では電気信号
  0と1がONとOFF……これしか扱えない!
・全ての数値を0と1で表す→2進法
・日常の数値は0〜9で表す→10進法
  74(10)= 01001010(2)
・バイナリデータ
  0と1だけで表された情報
・JIS 8ビットコード表

○情報の量の単位(13分)
・bit(ビット)→二者択一だけの情報
  Yes or No  右 or 左  勝ち or 負け
  コンピュータ内部では0と1
  より多くの情報は桁を増やす
・B、byte(バイト)=8bit、8桁
  情報を記憶する単位
・K(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)、T(テラ)
  1024倍ずつ大きく

○ディジタルデータ(p.120)(10分)
・アナログデータ
  変化する量を連続的に表現
  五感で感じ取るのもアナログ
・ディジタルデータ
  変化する量を離散的に表現
  コンピュータで扱える

・マルチメディア
  ディジタルならメディアを統合できる
  数値、文字、画像、音声、動画……

○ディジタルデータ(2)(10分)
・ディジタルデータの特徴
  加工しやすい
  再編集可能
  記録性に優れる
  オリジナルとコピー
  劣化しない
  多様な情報端末
・ディジタル通信の特徴
  ノイズに強い

情報量の単位にて
「片手の指でいくつまで表せると思う?」と聞いてみる。
0〜31までを指折り数えるとぽかーんとするクラス、「おおっ」となるクラスさまざまな反応。

二分木(とは言わないが)でビットが増えると倍の情報を表せることを、分かれ道に来たときに「右・左」だけの情報で、何通りの行き先を表せるかを黒板に書いて示す。

ディジタルとアナログにて
・「ディジタル」と聞いて何を思い浮かべるか、との問いかけに一番多かった答えは、

「テレビ」

だった。
・1位、2位、……のように1.5位などが存在しない量 → 離散的なデータ → ディジタル
・代々木NTTドコモビルは直径20mの時計。すると円周は約60m。つまり長針は1分で1m移動する。間近で見ることができたら、50cm進んだから 30秒、25cm進んだから15秒のように長針の進みで秒を読み取ることができる。どこまでいっても間がある量 → アナログ

といった説明をする。

次回の授業の最後に前回・今回・次回の3回分の内容の小テストを行うことを伝えて終了。
posted by n_shimizu at 23:59| Comment(0) | TrackBack(2) | 授業2008
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