2008年06月10日

第14回目 情報伝達(2)プレゼンテーション

教育実習生2回目になります。

前回の内容を軽くおさらい(3分)。
最初に前回作った作品のカラープリント(出血大サービス)を返却。

前回の「文字」に対して今回は「音声」のコミュニケーションであるプレゼンテーションをすることを伝える。

目的:前回作った作品で自分のねらいが伝わったか吟味してもらう
内容:作る際に考慮したポイントを言う
時間:20秒
対象:5人1グループにしたグループ内

あっさりした指示を出し、5人1グループの8グループを出席番号順に指定。
また聞いている人はメモを取ることを告げ、メモ用紙(白いA4用紙1枚)も配布。
出席番号の一番若い生徒に起立してもらい、他のメンバーは聞きやすいように移動。
画面にタイマーを表示。「はい、開始!」。とにかく5人順番に発表(5分)。

「難しかった?」などとやり取りした後「もう一度やってもらいます」と告げる。
「えーっ」との反応。

今度は、発表の内容、順番をやや細かく指示。

内容と順番

(1)挨拶
(2)作品を見せる
(3)コンセプトと想定した対象
(4)苦労した点
※時間は30秒。

まずはお手本として先生(実習生)がやってみせる。30秒でうまく収まると拍手が出るクラスあり。(5分)

また、メモの取り方として、

「クラス・番号・名前」を書いた後
「プレゼンテーション 取扱説明書(デジカメ)」
(1)発表者名 対象 ポイント
(2)〃
(3)〃

のように取ることを板書で伝え、メモも「今の自分から未来の自分への情報伝達である」ことを言う。また最後に回収することも伝える(5分)。

第二回発表
30秒×5回(6分)

「違いをかんじましたか?」と発問したのち、それを掲示板で考えることにする。
「プレゼンテーションを行う上で必要なこと」という先生の発言に返信の形で思いつくことをどんどんあげてもらう(3分)。「大きな声」「内容を整理しておく」「きょどらない」など自由に発言。

終了後、みんなの発言を読み上げながら、

「大きな声−−うん、大切だよね」
「内容を整理しておく−−そう、整理しておくと言いやすいよね」
「きょどらない−−きょどったら聞いてくれないよね」
などと確認。

教科書「プレゼンテーションのこつ」(P.97)を開いて、もう一度整理・確認(8分)。

まとめ。

「Communication」の語源は「Communicare」ラテン語の「共通のものにする」
「送り手」と「受け手」が共通のイメージを持ってはじめてコミュニケーションが成り立つ。

今回体験したコミュニケーションを分類すると
「対面のコミュニケーション」と「コンピュータを介したコミュニケーション」に分けられる。

「対面のコミュニケーション」には「言葉」だけでなく、「動作」「姿勢」「アイコンタクト」「表情」「外見」「匂い」なども重要な要素(「メラビアンの法則」)

「ヤバイ」という一言でも「ヤバイ、腐っている」なのか「ヤバイ、美味しそう」なのか直接相手の様子を見ていると伝わる(実習生が演技をしてみせる。とても上手)。

「コンピュータを介したコミュニケーション」では要素が抜け落ちるので、思わぬことで人を傷つけたり、過激な方向にむかっていくことがある。

情報伝達の基本要素
「送り手」が「伝えたい情報」を持っている。
適切な「媒体」を選び
「受け手」が「情報」を受け取る。
そして「受け手」が「送り手」となり、「送り手」にフィードバックされ、「送り手」は「受け手」となる。

結論
「コミュニケーションでもっとも大切なのは受け取る相手を意識することである。
伝達した情報を相手がどのように受け取るのかを常に意識して、それにふさわしい表現や手段を選ばなくてはいけない。」

カラーの作品は返却不要であることを伝え、メモ用紙を回収して終了(15分)。

荒削りな部分もありますが、素晴らしい内容でした。こちらも楽しかったです。見に来た大学の先生も研究協議で絶賛していたようです。大学の先生に言わせると中身を詰めすぎているのでは、とのことですが、本校ではだいたいこのぐらいの密度でやっているので問題ないでしょう。
posted by n_shimizu at 23:59| Comment(0) | TrackBack(3) | 授業2008
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