まずは門前仲町。ここに来たのは「深川丼」を食べるため。「六衛門」というお店に行きました。深川不動尊の参道と富岡八幡宮の参道の交差する付近です。

深川丼はもともと漁師のぶっかけめしだったそうで、アサリの味噌汁をご飯にかけたもの。でもここのものは醤油味のさっぱり味でした。なかなか美味しかったです。

目の前は佃煮屋さん。佃煮を買いました。

お腹が一杯になったところで都営大江戸線の次の駅「清澄白河」方面に向かいます。途中「滝沢馬琴誕生の地」がありました。

途中の町並みが面白い。みんな二階建てに統一されています(一部三階があったりして)。

公衆トイレも雰囲気あります。

今日のメインイベントの「深川江戸資料館」に到着〜。

実はここの小劇場で上演中の劇「西鶴の女」(梗の会)を見に来ました。
妻がこのスタッフの中の子(杉山 あゆみさん。とっても美人です)と10年来のお付き合いしているので、公演を見に来たんです。観劇をするなんて何年ぶりのことでしょうか。
井原西鶴と、彼をめぐる女達の生き様が得られてなかなか面白かったです(他のお客さんのブログも見つけました)。
あっという間の2時間が終わった後、一階の資料館を見学しました。実はここは「撮影禁止ではない」のです!
中に入ると江戸の町が再現されています。見下ろすようになっています。屋根の上のネコちゃんは時々動きます。江東区の「佐賀町」という実在の町並みの170年前頃の様子をリアルに再現しているそうです。入館料300円。安い!
長屋の様子。中のものを触ったり、家の中に上がり込んでもいいんです!
後家のおしずさんの家。三味線のお師匠さんなんだとか。
八百屋さん。この時夜の時間になっていて暗くなってしまいました。25分で昼と夜が一巡するようになっているのです。
いなり寿司の屋台。
天ぷら屋さん。
二八そばの屋台。食べてみました(ふりです)。
はじっこの家はスパッと切れた形になっていて、中の様子がよく分かります。
このうちは太い木から板を切り出すような職人の家で、「大鋸(おが)」が壁に掛けてあります。富岳三十六景の絵が参考にありました。この「大鋸(おが)」のくずが「おがくず」の語源なのだそうで。
天井は外の日光を一定間隔で取り入れたり遮断したりして明るさを調節しています。良くできている!
火の見櫓(やぐら)。高さ10mもあります。右の階段上にいる人の大きさからサイズがわかりますよね。こういったものは10町にひとつぐらいしかなく、1町に1つもっと小さなものがあったとか。
猪牙舟(ちょきぶね)。江戸の町は水路が縦横無尽に走っていて歩くより速いので船が便利だったとか。今でいうところの「タクシー」ということです。鬼平犯科帳などに出てきますね。
たっぷり江戸情緒を楽しんだところで夕方。晩ご飯までには帰らないと子供たちが待っています。楽しい半日を過ごしました。