最初この箱を見たとき、「寸法を間違えて注文したのかな?!」と焦ってしまいましたが、写真の通り、通常のデスクトップPCと同じサイズでした。上下の緩衝材とキーボードやマウスなどの付属品で箱が大きくなっていたのでした。かなり頑丈な梱包かつ、開けやすいようになっているところが、業務用という感じですね。
土曜の放課後に、設置と設定をゆっくりやりました。
19インチラックの上部内に収めて、最終形となりました。
写真のようにディスプレイだけ上に載せて、キーボードやマウスは扉の中。鍵を掛けてしまえば一切触ることはできません。
電源を入れて、多少の質問に答えるとあっけなく Windows server 2003 が使えるようにはなりました。さすがプレインストールタイプですね。Service Pack 1 のディスクが付いていたのですが、ファーストステップを記したメーカーの説明書(1枚だけのもの)の最後に、それは使うなと書いてあります。なぜなんでしょう。
メーカーの添付したディスクを挿入して、「ソフトウェアアップデート」なるメニューを実行する中から SP1 のディスクを挿入します。かなり長い時間(それでもインターネット越しにパッチを一つずつ当てるのに比べればはるかに短い)かけて更新されました。さすがに再起動を求められたと思います。
さて、サーバの役割として ActiveDirectory やそれに必要な DNS サーバ、などはウィザードから一気に行いました。5Fのパソコンルームが「cai.local」というドメインを使っているので、LL教室であることから「llcai.local」というドメインとして、そのドメインコントローラにしました。当然DNS参照するのは自分自身。サーバのIPアドレスは、当初の考えでは「仮」に置いた Linux(Samba)サーバを即座に引退させて、同じIPアドレスを振る予定でしたが、あと一週間ほど今までの体制で行くので、違うものを振り共存させることにしました。各クライアントPC(生徒機、教員機)の参照しているDNSの設定はLinuxサーバのアドレスになっているのですが、今現在はこの体制でDNSを使う予定はありません。本番環境では、ノートパソコンの中身をすべて消去して、Norton Ghost によってすべて同一のHDDイメージを流し込む予定です。その時に正しい設定をすればいいでしょう。この辺は t_fukuhara さんのブログを参考にする予定です。
さて、サーバ内の HDD は退避用の領域が先頭、システム領域(Cドライブ)として 8GB、あとは未使用になっていました。80GB×2 の HDD を SCSI の RAID1(ミラーリング)構成になっていますので、あと 70GB ほど空いてることになります。これはすべてデータ領域とすることにします。80GB は現在としてはかなり少ない方です。ただ予算の関係で、SCSI の HDD 増設は思った以上に高額だったので諦めました。データ領域ですので外付け USB HDD などを割り当てて、こまめにバックアップを取ればよいと割り切ってしまうことにします。
CD-ROM が、Dドライブとなっており、本当は HDD が D、CD-ROM が E、の方が5Fと同じなので間違えにくいなぁと思ったのですが、SP1 を CD-ROM から当ててしまったので、システムとしては「D ドライブが CD-ROM でしょう」と憶えてしまったかも知れないと思い、そのまま、Eドライブを割り当てることにしました。最初ですのでクイックフォーマットではなく通常のフォーマットを指定したところ30分ほどかかりました。
さて、この間、LL教室の生徒の机上を雑巾がけしました。やはり英語科のお部屋を使わせてもらっているので、「情報の授業をやるようになって汚くなった」と思われてはいけません。実際のところ使用頻度が高ければ当然汚くなります。今まで授業を成立させるので精一杯だったのですが、やはり少しずつちゃんとしていかなければいけないと思ったからです。
なんだかんだとやっていたら、ここまでで6時。土曜日で早く閉めてしまうので帰ることにしました。雑巾がけは教室の廊下側からちょうど半分まででした。来週中に残りの半分をきれいにしていきます。